2016年7月16日
普段のフローリングの掃除は、「フロアモップで拭くだけ」という方も多いでしょう。
しかし、フロアモップだけでは取りきれない小さな汚れが蓄積することで、フローリングの快適さを損なってしまいます。
フローリングにはどのような掃除方法が良いかご紹介しましょう。
フロアモップやフローリングワイパーでフローリングを掃除することは、フローリング掃除の第1段階で止まってしまっている、と言えます。
正しい順番でフローリングの掃除を行うことで、フローリングの汚れがスッキリと取れますし、感染症の原因となるアスペルギルスという菌の繁殖を抑えることが出来ます。
最初に掃除機をかけてしまうと、排気でホコリを舞い上がらせてしまいます。
一度舞い上がったホコリは2時間ほどしないと落ちてきません。
フロアモップやフローリングワイパーを使うポイントは、一方方向に少し重なりを作りながら動かすこととドライタイプを使うことです。
この時点でウェットタイプを使用すると、ホコリが床にこびりつく原因になってしまいます。
そして、フローリングワイパーなどで取りきれなかったゴミやホコリを、掃除機で吸い取ります。
フローリングの溝に入り込んだホコリは、掃除機を溝にそわせるのがコツです。
ほとんどのフローリングは、薄くむいた木を接着剤で張り合わせた合板です。
このような複合フローリングの特徴としては、「割れにくい」「反りづらい」といったことがあげられます。
しかし、フローリングの内部まで水分が入りこむと変形する恐れもあります。
「フローリングは水拭きしない方が良い」というのは、このようなフローリングの特徴から生まれた言葉だと思われます。
しかしフロアモップなどでは小さなホコリや汚れ、春の花粉などは取りきれません。
また小さなお子さんや室内でペットを飼っていると、フローリングワイパーなどで済まないケースも出てきます。
このような場合は、2点に注意してフローリングの水拭きを行うようにしましょう。
・生地が薄めのフェイスタオルを半分に切り、かたく絞ること。
・窓を開けて乾燥させながら、短時間で行なうこと。
水拭きするだけで、ほとんどの汚れが落とせます。
またフローリングを水拭きする際は、屈んで行うことをオススメします。
水拭きする時に力を込めやすくなり、掃除を終えたときのフローリングの爽快感が違います。
フローリングの溝も水拭きを忘れずに。
しかしそれでも汚れが取りきれない場合は、つまようじにガーゼやティッシュをまいて溝に沿って線を引くように、汚れを取りましょう。
その後、溝に沿って水拭きします。
水拭きしても取れないフローリングの黒ずみは、足裏の皮脂汚れのものが大半です。
このような黒ずみは、水2Lに中性洗剤小さじ1杯を溶かして拭き取りましょう。
ぞうきんはかたく絞り過ぎず、ぽたぽたと水が落ちるよう緩めに絞りましょう。
また頑固な黒ずみは一度拭いた後、乾ききるまでの約3分間洗剤が浸透するのを待ち、もう一度拭くようにしましょう。
中性洗剤がフローリングに残るのが気になる方は、最後にもう一度水拭きすることをオススメします。
キレイなフローリングを長続きさせたい場合は、ウェットタイプのフローリングワイパーで週に一回拭くようにしましょう。