2017年10月5日

洗剤メーカー各社は毎年競って新商品を発売し、切磋琢磨しあっているおかげか、旧来のものに比べ驚くほど洗浄力が増した洗剤も普通にお店に並ぶようになりました。

これらの洗剤は「かけておくだけで綺麗になる」「5分間つけおきしておくだけでピカピカに」など、魅力的なキャッチフレーズを添えられて売られています。

しかし、洗剤は汚れにかけるだけではあまり効果がないってご存知でしたか??

この記事をお読みの方のなかにも「洗剤ボトルに『汚れにかけておけば綺麗になる』って書いてあるけど、かけるだけじゃイマイチ効果がないような気がする」「もっと洗剤の効果を引き出すような方法ってないの??」そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか??

今回の記事では、市販されている洗剤の効果を2倍、3倍引き出すお掃除テクニックをご紹介したいと思います。

 

1.洗剤について

汚れ落としのテクニックをご紹介する前に、洗剤のもつ汚れ落としのメカニズムについて、少し学習していきたいと思います。

市販されている洗剤の多くには「界面活性剤」と呼ばれる成分が含まれているのですが、この成分が汚れを対象から剥がしたり、水と汚れを混ぜ合わせたり、剥がれた汚れが再度対象物に付着するのを防いでくれたりなどの効果があります。

洗剤を汚れに対し効果的に作用させるには、この界面活性剤と汚れとを十分に反応させる必要があるため、したがって洗剤を汚れにかけるだけではあまり汚れ落としの効果を期待できません。

洗剤には界面活性剤のほかに、ひどい汚れがつくった染みを色落ちさせる漂白剤、ミネラル分を分解する酸性洗剤、油成分を分解するアルカリ性洗剤、下地を磨くことで汚れそのものを削り落とす作用のある研磨剤などの種類があり、汚れの質や汚れが付着している下地の素材によって使い分ける必要があります。

 

2.洗剤の効果を引き出す3つのテクニック

洗剤がどのように汚れに作用するのか、洗剤の種類にはどのようなものがあるかがわかったところで、いよいよ実践編です。

この項では洗剤のもつ汚れ落としの効果を引き出すプロ秘伝のテクニックを3つご紹介したいと思います。

2-1.道具を使って洗剤の効果を引き出す

洗剤は汚れにかけるだけでは、洗剤本来がもつ汚れ落としの力を十分発揮できないことはご理解いただけたかと思いますが、では実際どのようにすれば洗剤と汚れをしっかり反応させることができるのでしょうか??

一番手っ取り早いのは、ブラシやスポンジなどの道具を使用して汚れに洗剤を擦り込む方法です。

市販されているメラミンスポンジなどに洗剤を十分に塗布し、汚れを擦りながら洗剤を塗っていくと、汚れの表面を削りながら洗剤を擦り込むことができるので効果的です。

汚れがややしつこい場合や、衣類などの繊維に染み込んでしまっている場合は、ブラシを使用して繊維の中まで洗剤を浸透させる方法があります。

使用するブラシは使わなくなった歯ブラシや、市販されているお掃除用のブラシで十分です。

ただし、金属製のブラシは下地や繊維を傷つけるおそれがありますので、プラスチック製の柔らかいブラシを使用しましょう。

汚れに洗剤をかけたら、ブラシで擦りながら下地と汚れに十分洗剤をすり込みましょう。ブラシはやや寝かせながら掃いていくイメージでかけると繊維の隙間まで毛先が潜り込むため効果的です。漂白剤なども同じ方法で汚れに染み込ませると効率よく綺麗にできます。

このとき、洗剤はたっぷりかけるのがコツです。汚れに対して洗剤の量が少ないと、あまり汚れ落としの効果が期待できません。

ちょっと多すぎるかも、というくらい出すのがミソです。

ただし、漂白剤の場合はたくさん出しすぎると汚れが付着している部分以外に飛散するおそれもありますので、漂白するときは洗剤は慎重に少しずつ出しましょう。

2-2.つけおき

ひどい汚れの場合は洗剤をつけおきしておくのが効果的、というのは周知の事実だと思いますが、つけおきにはただ洗剤をかけて放置するだけの他に、つけおきした洗剤の効果を引き出すテクニックがあることはご存知でしょうか??

2-2-1.湿布法

洗剤はつけおきしても乾いてしまうと効果がなくなります。湿布法は、せっかくつけおきした洗剤が乾いてしまわないよう、サランラップやトイレットペーパーなどの機密性、吸水性の高いもので覆うテクニックです。

まず、洗剤を汚れに十分な量をかけます。かける量の目安は、先ほど項でもご説明した「ちょっとかけすぎかな??」と思うくらいです。

汚れに洗剤をかけたら、ブラシやスポンジを使ってしっかり伸ばし、汚れに浸透させましょう。

そのあと、サランラップで上から覆い、5~10分ほど放置します。サランラップが貼り付かない素材(繊維など)には、洗剤の上にトイレットペーパーをかぶせるとしっかり下地に貼り付いてくれます。

つけおきが終わったら、たっぷりの水でしっかり洗剤を洗い流しましょう。すすぎが甘くて下地に洗剤が残ってしまうと、下地の材質を傷つけたり、変色を招いたりしますので、すすぎはしっかり行いましょう。

壁紙などすすぎか出来ないものは、水をたくさん染み込ませた布で23回拭き掃除しましょう。

また、長時間つけおきすると変色・変質する素材もあります。洗剤ボトルの裏に書いてある注意書きをよく読み、その洗剤を使用してはいけない箇所には使用しないよう十分注意してください。

2-2-2.つけこみ法

希釈して使用する洗剤の場合、つけこみ法を行うのも効果的です。つけこみ法とは読んで字のごとく、キッチンコンロの五徳や魚焼きグリルなど、小さな部品を薬剤の中にまるごと漬け込んでしまう方法です。

バケツの中に洗剤の原液を入れ、対象のパーツを中に入れます。つづいてそのバケツの中に規定の希釈率になるまで水あるいはお湯を注ぎます。あとはひたすら放置するだけ。10年以上かけて作られた頑固な汚れの場合、1020分程度のつけおきではほとんど汚れを分解できませんが、つけこみ法なら1日でも2日でもずーっとつけおきできるので、汚れの状態に応じてつけおき時間を変えられるというメリットがあります。

洗剤が汚れに触れている時間が長ければ長いほど汚れが分解されますので、時間が許す限りつけおきできるつけこみ法は非常に強力なつけおきテクニックと言えます。

プロの中には実際、その日どうしても落としきれなかったひどい汚れのついた五徳や魚焼きグリルを一度持ち帰り、一昼夜洗剤につけこんで汚れを落とし、再度お客様のお宅へ持ってくる、なんてことをやってる人もいます。

ただし、アルミ製品やゴムなどは洗剤に含まれるアルカリと反応して変質したり溶けたりします。これらのものはつけこみしないよう気をつけましょう。

また、希釈率は必ず守るようにしましょう。洗剤ボトルの裏に希釈率の目安が書いてありますので、その規定量を超えない範囲で希釈するように気をつけてください。

2-3.頑固な汚れは先に削り落とす

お風呂の水垢やキッチンコンロの五徳についた焦げ付き汚れなどは、時間が経つにつれて非常に固く頑丈な汚れになります。これらの汚れが何十年の蓄積されると、上記のような方法で落とそうと思っても歯が立たないことがままあります。

長い年月をかけて溜まった汚れは分厚い層になっているのですが、こういった汚れは洗剤が内部まで浸透するのに非常に時間がかかります。ヘラなどでまず汚れの表面を削ってから上記のように洗剤を塗布してあげると綺麗に汚れを落とすことができます。

ヘラには金属製のものやプラスチック製のものがありますが、硬い材質のヘラは下地を傷つける場合があるので使用する場合は最新の注意を払ってください。

ヘラで汚れの表面を削る、洗剤をかけてブラシやスポンジで擦る、洗剤を拭き取る、汚れが残っていたらまたヘラで削る、洗剤をかけてブラシやスポンジで擦る。面倒な手順ですが、硬くなってしまった汚れにはこの方法で少しずつ汚れを落としていく以外ありません。

こういった汚れを溜めないためにも、普段からのお掃除をしっかり行うのが肝心です。

3.まとめ

・洗剤は汚れにかけるだけでは効果があまりない

・洗剤には汚れを下地から剥がす界面活性剤、ミネラルを分解する酸性洗剤、油成分に効くアルカリ洗剤、漂白効果のある塩素洗剤などがある

・ブラシやスポンジを使って汚れと洗剤を反応させながら掃除する

・ひどい汚れには洗剤のつけおきが必要。つけおきには「湿布法」や「つけこみ法」などのテクニックがある

・長い年月が経ち、表面が非常に硬くなってしまった汚れは、まず表面を削り落としてから洗剤をかけないと効果がない

今日ご紹介したテクニックは、すべておそうじ革命スタッフが研修期間中に習ういわば「プロのテクニック」です!ぜひご家庭のお掃除にお役立て下さい。

それではまた次回!

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