業界用語から見えてくるハウスクリーニングの実態!

ザギン、ギロッポン、シースー、バッテラ、バミリ(放送関係)、ホシ、デカ、ガサ入れ、マルタイ(警察関係)、オフレコ、霞が関、永田町(政治関係)、角スコ、生コン、ヒヤリ・ハット(建設関係)etc…世の中にはたくさんの、その業界でしか通用しないいわゆる【業界用語】がたくさんあります。

当然、ハウスクリーニングにも業界用語が存在します!
今日ご紹介するのは、そんなハウスクリーニング業界およびその周囲の界隈でしか通用しない用語たち。これを知ってると、作業にやってきた職人さんたちに「お、やりますね~」と思わせることができますよ!

ハウスクリーニングの業界用語をご紹介することで、ハウスクリーニングという仕事がどんなものなのか、少しでも世に広めることができれば幸いです!
というわけで早速行ってみましょう!「ハウスクリーニングの業界用語辞典」、とくとご覧あれ!

ア行

インパクト

電動のドライバーのこと。インパクトドライバーとも。ハウスクリーニングでは大型エアコンの分解などで重宝する道具です。

エクストラクション

日本語で「抜き取る」、「引き抜く」、「抽出する」などの意味がある。ハウスクリーニングでは主に、床洗浄後の汚水回収作業のことを呼ぶ。

エッジング

床洗浄の際、ポリッシャーのパッドが届かない角や隅を手作業で綺麗にすること。建具などに汚水が飛び散らないよう慎重な作業が要求される。

エフロ

エフロレッセンスの略。ラテン語で「開花する」などの意味がある。コンクリート内に浸透した水が蒸発する際、内部のカルシウムを表面に連れてきて結晶化させたもの。

エプロン

お風呂の浴槽についている板のこと。浴槽と洗い場を仕切り、浴槽下のスペースに水やゴミが溜まるのを防ぐ役割がある。しかし、完全に防げるわけではなく、長年放置されたエプロン内部は溜まった髪の毛などのゴミや、それらをエサに繁殖するカビ、チョウバエなどで悲惨な状況になっていることも…。「お風呂のカビが目立つ」「変な虫が飛んでいるのをよく目撃するようになった」といったことに心当たりのある方は、エプロン内部の清掃をおすすめいたします。

画像:取り外したエプロンの裏側(1枚目)と、エプロンの内部(2枚目)の、クリーニング前(左側)と後(右側)。普段掃除できない場所なので、カビや石鹸カス、髪の毛などのゴミが溜まって不衛生な状態になっている。

カ行

界面活性剤

水と油の境界を破壊し、それぞれが混ざり合うようにする洗浄剤のこと。食器用洗剤、洗濯洗剤、住居用洗剤、ボディソープetc…様々な洗剤に含有されている。プロのハウスクリーナーが使用する洗剤にも界面活性剤入りのものは多く、油汚れの洗浄には欠かせない成分となっている。

かっぱぎ

床面の水を切る道具で、モップの柄の先にゴム製の巨大な水切りを付けて作業する。洗浄→エッジング→かっぱぎ(エクストラクション)という一連の流れを2名ないし3名程度で行う分担するためスピーディな動きが要求される。

キメる

主に空室クリーニングや工事後の後清掃現場で聞くことの多い単語。作業工程を、部屋単位・もしくは作業単位で終了させることを意味する。

切る(きる)

ガラス洗浄後、ガラス面についた水を取り除く作業のこと。前述の”かっぱぎ”とは分けて語られることが多い。

コンプレッサー(高圧洗浄機)

高い圧力を加えた水をスプレーガンから噴出し、水の勢いで汚れを落とす機械のこと。エアコン用の電気で動くコンパクトなものから、外壁戦場などで使用するガソリン稼働の大型のものまで様々なサイズが存在する。

サ行

尺(しゃく)

尺貫法の長さの単位で、メートル法に直すと一尺は30.3センチ。ハウスクリーニングでは、主に脚立のサイズを表す際に使用される。
例)「明日の現場は共益の照明があるから、七尺必要かもね」

シャンパー

ガラス清掃に使用する。マイクロファイバーの付いた棒状の道具で、水に溶かした中性洗剤に漬けて使用する。

シロッコファン

換気扇内部についているファンで、円盤上に多数の羽を角度をつけて配置し、ドラム状にしたもの。プロペラ換気扇に比べ騒音が少なく、油煙やホコリなどの捕獲効率が良い。見た目もオシャレなので、最近の建物ではキッチンのレンジフードや浴室換気扇などに採用されている。反面、プロペラ換気扇に比べ掃除をするのが面倒であり、また隙間も少ないため、ゴミや油が詰まりやすいというデメリットもある。シロッコファンの隙間が詰まってしまうと極端に排気効率が落ちてしまう上、異音などの原因にもなるため定期的にお掃除したいところ。
レンジフードクリーニングはコチラのページをご覧ください。
換気扇クリーニングはコチラのページをご覧ください。

画像:レンジフードのシロッコファン。清掃前(下)は油が詰まり、排気効率が落ちている。

スクイージー

squeegeeまたはsquilgeeとも。平らなゴムのついたT字の道具で、洗浄後のガラス面についた水を取り除くのに使用する。スクイージーの名の由来は、その水を切る様子を表すオノマトペからきているとのこと(wikipedia)。熟練した職人の手さばきは芸術的である。

スケール

水道水に含まれるカルシウムが凝固・結晶化した汚れのこと。浴室の蛇口周りにある白い石状の汚れや、ガラスについたウロコ状の汚れの正体はこのスケールである。スケールは無機物なので不衛生なものではないが、単純に見た目が悪いだけでなく、成長すると配管に侵食して水漏れを起こしたり、塗装を侵食して錆を出したりする場合があるので注意が必要である。
なお、建築業界で使用されるスケール(メジャー、物差し)とは意味が異なるので注意が必要。
おそうじ革命の浴室クリーニングでは、これらのスケール汚れを綺麗に除去させていただきます。
くわしくはコチラをご覧ください。

画像:おそうじ革命による鏡のウロコ(スケール)汚れ除去作業のビフォーアフター。1枚目が作業前で、2枚目が作業後。

スライダー

スライド式のハシゴのこと。主に外壁洗浄や高所のガラス清掃などで使用される。10メートルを超す長さのものもあるため、乗って作業する際は細心の注意が要求される。

タ行

ダスティング

家庭内に溜まったホコリを、掃除機や雑巾を用いて除去する作業のこと。おそうじ革命では、工事後の後清掃や家庭用の定期清掃現場などで口にすることが多い。

ナ行

人工(にんく)

作業量の単位を表す。ひと現場あたりにかかる人員を数える場合に用いられることが多い。
例)「今日の現場は1LDK空室なので、1.5人工必要です。」

ハ行

バキューム

掃除機のこと。ハウスクリーニングでは、通常の家庭用の掃除機のほかに、汚水回収用、工事現場用など様々な用途に対応したバキュームが存在する。
また、掃除機をかける作業のことをバキュームと呼ぶ場合もある。(例「ポリッシャー終わったからバキュームやっといて」)

拭き上げ

水拭き・洗剤拭きで汚れ落としをした箇所を、乾拭きで仕上げること。拭いて仕上げる、が転じて拭き上げになったものと思われる。
例)「キッチン棚は洗剤拭き終わってるから拭きあげといて」

ホッパー

エアコン清掃で使用する道具。逆さにした傘のような形状にしてある厚手のビニールに穴を空けてホースを通したもの。エアコン洗浄で出る汚水を受けてバケツに排出する役割を持つ。パラシュートと呼ばれる場合もある。

ポリッシャー

床洗浄で使用する機械。通電すると床面に接地している部分が回転する仕組みとなっており、ここに円盤状のブラシやスポンジを付けて床を磨いていく。本体中部には洗剤水を溜めておくタンクがあり、ヘッド部分に洗剤を注水しながら床を洗うことができる。
ヘッドが回転している都合上、操作には一定の技術が要求される。熟練した職人は自分の手足のようにポリッシャーを動かすことができる。

画像:ポリッシャーを操作する現役時代の福井智明(株式会社KIREI produce代表取締役)

マ行

枚(まい)

ワックスを塗る際の回数のこと。その他のコーティング(浴室鏡親水コーティング、便器内防汚コーティングetc…)などはコーティング剤を塗り重ねる場合、1回、2回と”回”で数えるのに対し、床ワックスだけはなぜか”枚”で数える場合が多い。

メラミン

メラミン発泡材のこと。ハウスクリーニング業界では、”メラミン”はメラミン発泡材を使用したスポンジを指す場合が多い。劇落ちくんなどが有名。
メラミンスポンジを使った掃除方法
画像:メラミンスポンジ

ヤ行

養生(ようじょう)

破損防止の手段を講じることを指す。建築業界で広く使われている言葉。建築現場などで、該当箇所を破損や汚損から守るべくシートを貼ったり衝撃吸収材を設置することを主にこう呼ぶ。ハウスクリーニングでは、洗浄液や汚水などがその他の箇所を汚損しないよう、ビニールシートなどを敷くことを主にこう呼ぶ。

 
いかがでしたでしょうか?ざっと挙げただけでもこんなにたくさんの専門用語がありました!
ハウスクリーニングの専門用語を覚えても特に役立つ機会はあまりないかもしれませんが、職人さんたちと楽しく会話できるきっかけになるかも!

それではまた次回!さようなら!